Joomla!の脆弱性を標的としたアクセスが観測され、警察庁が注意を呼びかけている。
10月22日にJoomla!の深刻なSQLインジェクションの脆弱性が公表されている。警察庁の定点観測システムで、10月27日、28日にこの脆弱性を標的としたアクセスを観測した。発信元IPアドレスは海外のサーバレンタル事業企業であった。現在このアクセスは脆弱性の有無を確認するのみで実際の攻撃は行われていないが、この脆弱性が悪用されると、管理者権限でコントロールパネルにアクセスされ、サイトが改ざんされるなどの恐れがあり、今後この脆弱性を悪用した攻撃が実施される恐れもあるため、Joomla!を使用しているウェブサイト管理者は脆弱性の修正されたバージョンに早急にアップデートするよう推奨している。