AppleがセキュリティアップデートのiOS 9.2、tvOS 9.1、OS X El Capitan 10.11.2及びセキュリティアップデート2015-008、watchOS 2.1、Safari 9.0.2、Xcode 7.2、を公開した。
iOS 9.2ではWebKitに存在するメモリ破損の脆弱性10件に対応した。悪用されると任意のコード実行の恐れがある。その他、Kernelに含まれるサービス運用妨害を引き起こす脆弱性やメモリ破損、OpenGLやKernelなどに含まれるメモリ破損など、iPhone 4sと以降、iPod touch 第5世代とそれ以降、iPad 2とそれ以降を対象に50件の脆弱性を修正した。
tvOS 9.1ではApple TV 第4世代を対象に、WebKitに含まれる11件のメモリ破損の脆弱性やサービス運用妨害の脆弱性など47件の脆弱性を修正した。
OS Xでは El Capitan v10.11及びv10.11.1を対象に51件の脆弱性に対応し、最新版のOS X El Capitan v10.11.2及びMarverick 10.9.5が公開された。
その他、Safari 9.0.2ではWebkitに含まれる11件のメモリ破損及び1件の不十分な入力検証の問題、Xcode 7.2で4件の脆弱性に対応した。