BIND 9に複数のサービス運用妨害の脆弱性が確認された。影響を受けるのは9.10系列が9.10.3~9.10.3-P1、9.9系列が9.9.8~9.9.8-P1で、実装上の不具合により特定の条件下で引き起こされる競合状態により、namedが異常終了を起こす脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、攻撃者にリモートからDNSサービスを停止される恐れがある。解決策として、これらの脆弱性を修正したBIND 9.9.8-P2、BIND 9.10.3-P2、BIND 9.9.8-S3が公開されており、パッチ適用によりこの脆弱性は解消される。