BINDにサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が確認された。影響を受けるのはBIND 9.6.0以降のすべてのバージョンで、9.6系列:9.6-ESV~9.6-ESV-R10-P1、9.8系列:9.8.0~9.8.6-P1、9.9系列:9.9.0~9.9.4-P1が含まれる。 BIND 9.xにおけるDNS問い合わせ受信時の処理の不具合により、権威DNSサーバーとしてNSEC3を用いてDNSSEC署名されたゾーンを保持している場合に、namedに対して外部からサービス運用妨害(DoS)攻撃がされる恐れがある。解決策として、この脆弱性を修正したBIND 9.6-ESV-R10-P2、BIND 9.8.6-P2、BIND 9.9.4-P2が公開されており、アップデートによりこの脆弱性は解消される。