日本のアニメが世界的に人気になり、アメリカでも紙ベースの本が書店に並ぶようになった。しかし、日本語を母国語としないファンは翻訳されるまで待たねばならず、その問題を解消するスキャンレーションという翻訳版を制作する行為が普及した。このスキャンレーションサイトの多くがマルバタイジングや悪用ツールキットなどで悪質なリダイレクト先にリンクされていることが判明した。
最近確認されたマルバタイジングはスキャンレーションサイトではなく広告プロバイダに悪質なコードが感染していたケースが確認されている。この広告はスキャンレーションサイトのユーザを標的としており、スキャンレーションサイトユーザが多く被害を受ける。
また、最近ではモバイル向けコンテンツも多く公開されており、リダイレクトの調査を行った結果、強制リダイレクトが発生し、APKファイルのダウンロードを指示するものもあった。Airpush AdwareというAndroidアプリはデバイスの電話番号やメールアドレスなど情報を外部送信する可能性があるためセキュリティリスクがある。
アプリのダウンロードは信頼できるアプリストアからのみインストールするようにし、ソフトウェアは常に最新の状態に保つよう呼びかけている。