ElevenPathsがクロスサイトスクリプティング攻撃(XSS)をブロックするフィルターをかわす方法を発見した。同社のブログによると、通常ブラウザはクロスサイトスクリプティング攻撃等から保護するためのアンチXSSフィルター機能を持っているが、ChromeのXSSAuditorというフィルターをバイパスする方法が確認された。このフィルターにはIFRAMEタグのsrcdoc属性の誤用のバグが含まれ、悪用されるとJavaScriptを含む不正なIFRAMEによりフィルターを通過してクロスサイトスクリプティング攻撃が実行される。同社は既にこの脆弱性を報告しており、最新版のChromeバージョン32.0.1700.76でこの脆弱性は修正されている。しかし、MacとiPhone用のSafariでは、この脆弱性の報告に対する返信はあったものの脆弱性はまだ修正されていない。