紛失したUSBメモリが拾得されて届けられた場合のリスク

  • 元記事:持ち主不明のUSBメモリを拾ったら、あなたはどうします?
  • 発表日時 2014/1/20

    個人情報保護法の施行により個人情報の取り扱いが厳しくなり、USBメモリの使用や個人情報の持ち出しを制限又は禁止されている組織が多くなっている。その中で先日あったニュースでは、岡山県の教育委員会宛てに紛失したと思われるUSBメモリが拾得され匿名で送られてきた。今回の件では拾得者は拾った後中を確認し、同県の学校のものであることがわかり教育委員会に善意で送付された。しかし問題なのは当該USBメモリが匿名で送付されたものであり、本物の紛失物であるかということである。昨今では特定の企業や団体を狙い悪意あるプログラムを送り込む標的型攻撃が増えており、もしこのUSBメモリが悪意ある人物から送られたウィルス入りUSBメモリであった場合には、ウィルス感染による個人情報流出などの被害の可能性もある。このような件に対応するには開封前に警察に相談する、または徹底的にセキュリティ対策が施されたデバイスでの開封が必要になってくる。あらゆる手段での攻撃に対処するためにも、セキュリティ対策ソフトの導入やOS・アプリケーションのアップデートは常に継続して行っていくことが重要になってくる。