Fail2banのPostfixとCyrus-imapフィルターにサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が確認された。影響を受けるのはFail2ban 0.8.11より前のバージョンで、悪意ある細工されたメールアドレスがPostfixかCyrus-imapフィルターに解析された際にサービス運用妨害される。但し、どちらかのフィルターが展開しなければ影響を受けない。この脆弱性が悪用されると、攻撃者に任意のIPアドレスがブロックされる恐れがある。対策として、Fail2ban 0.8.11とそれ以降であれば、この脆弱性を受けないため、アップグレードすることでこの脆弱性は回避できる。