Apache Commons FileUploadとApache Tomcatにサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が確認された。影響を受けるのはCommons FileUpload 1.0から1.3、Apache Tomcat 8.0.0-RC1 から 8.0.1、Apache Tomcat 7.0.0 から 7.0.50で、マルチパートリクエストの処理の問題で無限ループになる。その結果、細工されたリクエストの処理によりサービス運用妨害攻撃(DoS)が行われる恐れがある。対策として、FileUploadに関しては Apache Commons FileUpload 1.3.1又はそれ以降のバージョン、Tomcat は Apache Tomcat 8.0.2またはそれ以降、 Apache Tomcat 7.0.51 又はそれ以降にアップグレードにすることでこの脆弱性を回避できる。また、アップデートの適用が困難な場合にはContent-Type ヘッダーのサイズを4091バイト未満に制限することで、この脆弱性を軽減できる。