富士ゼロックスのソフトウェアDocuWorks 8.0.3にて、特定の条件下でPDFからDocuWorksへの変換によりPC内のファイルが消失する恐れがあることがわかり、同社は注意を呼びかけている。同社によると、「ファイルに関連づけられたアプリケーションを用いてPDFファイルを取り込む」のチェックがOFFになっている場合、又はDocuWorks連携フォルダ for Working Folderのバージョンが1.3で、かつ「文書をアップロードするときの動作」が「DocuWorks文書に変換してアップロードする」になっている場合にPDFからDocuWorksへ変換すると、DocuWorksがインストールされているドライブ内のファイルが意図せずに消失し、最悪の事態ではドライブのほぼすべてのファイルが消失する恐れがある。 DocuWorks連携フォルダの初期設定は「元の形式でアップロードする」になっているため、設定変更をしていない場合には不具合は発生しないが、PDFファイルの取り込みの初期設定はチェックがOFFになっているため、初期設定のままだと不具合が生じる恐れがある。この不具合が発生するのはDocuWorks 8.0.3のみで、バージョン8.0.3以外では発生しない。この不具合を修正したバージョンは現在準備中なため、修正版完成までは、PDFファイルの取り込みの設定をONにし、文書をアップロードするときの動作は「元の形式でアップロードする」を選択にして対処するよう呼びかけている。