Google Playにて、セキュリティ対策をうたったアプリが何の機能もない詐欺アプリであることがわかった。Android Policeの調べによると、そのアプリはVirus Shieldというセキュリティアプリで、操作は簡単でボタンを1回押すだけでウィルス機能がアクティベートされる。アプリの説明書きには、デバイスへの有害アプリのインストール防止やリアルタイムでのアプリ・セッティング、ファイル、メディアのスキャン、個人情報保護が記載され、さらにバッテリーの消耗を抑え、不要な広告表示をしないとうたっている。このアプリは$3.99で販売され、1週間ほどでNo.1の売上をほこり、1万件以上ダウンロードされ、星4.7を獲得した。しかし、実際機能を調べてみると、それはただの詐欺アプリであることがわかった。唯一変わるのは画面をタップをするとXマークがチェックマークにかわるのみで、それ以外何も変化もなく、機能は何もないことが判明した。Android Policeはこれが事実であるとしてアプリを逆コンパイルしてGitHubでjavaコードを公開した。開発者のDeviant Solutionsも現金獲得のための偽物で、レビューも偽物だと思われる。残念なことに、このように有料の偽アプリがトップに上昇し、数百人、数千人の人が騙されている。現在これに対するよい解決策はなく、何か手立てを考えなければいけないとしている。