AppleがiPhoneやiPod touchなどiOSの脆弱性を修正した「iOS 7.1.1」のアップデートを公開した。今回は悪用されると任意のコードが実行される恐れのある16件のWebKitのメモリ破損に関する問題の他、HTTPプロトコルの処理における問題、Secure TransportやIOKit Kernelなど合計19件の脆弱性に対応した。Secure Transportにはトリプルハンドシェイク攻撃に悪用される脆弱性が含まれ、SSLで保護されたセッションからデータが窃取される恐れがある。その他にTouch ID指紋認証機能の向上やキーボードの応答に影響を及ぼす問題、VoiceOverがオンのときにBluetoothキーボードで入力をすると遅延が起こる問題などが修正された。