AppleはOS Xの脆弱性を修正したセキュリティアップデート「Security Update 2014-002」を公開した。今回はOS X Lion v10.7.5、OS X Lion Server v10.7.5、OS X Mountain Lion v10.8.5、OS X Mavericks 10.9.2向けに公開され、13件の脆弱性を修正した。13件中7件はMavericks 10.9.2に関する脆弱性の修正で、サービス運用妨害(DoS)攻撃をされたり任意のコードが実行される恐れがある。また、Mountain Lion v10.8.5とOS X Mavericks 10.9.2にはトリプルハンドシェイク攻撃に利用される脆弱性が含まれ、悪用されるとSSLで保護されたセッションのデータを窃取される恐れがある。その他細工されたJPEG画像を開くとアプリケーションがクラッシュしたり任意のコードが実行されるImageIOの脆弱性やシステムの制御を奪われるIntel Graphics Driverの脆弱性などが修正された。