Dropboxにて、ハイパーリンクの含まれるファイルへのリンクをシェアすることによりファイルがWeb上で他のシェアしていない人でもアクセス可能状態となる脆弱性が発見された。通常Webサイトでユーザがどこから来たかがわかるリファラヘッダーという機能に起因し、Dropboxのユーザがファイルやフォルダのリンクを共有した際に、本来シェアされた相手にしかリンクはアクセスできないはずであるが、サードパーティーのウェブサイトにハイパーリンクが含まれたリンクを共有してそのリンクを受け取った人がリンクにアクセスすると、リファラヘッダーがオリジナルのシェアリンクを外部のウェブサイトに表示され、ヘッダーにアクセスできる外部ウェブサイトの管理人などがリンクにアクセスできる状態であった。同社はこれらのシェアされたリンクへのアクセスができないようにする措置を講じ、今後作成される共有リンクについては脆弱性を修正した。現時点ではこの脆弱性が悪用された形跡は確認されていない。