日立製作所の社員が運用管理業務を受託している国立国会図書館内ネットワークシステム内の情報を不正閲覧し、情報を複写して不正取得。同システムの運用管理業務委託先である同社社員が、業務用サーバに置かれた職員専用フォルダに不正アクセスし、含まれている次期ネットワークシステムに関する他社提案書や参考見積り等の入札情報を不正閲覧し、担当者にメール送信していたことが分かった。図書館職員が、利用ファイル履歴に入札情報が含まれていたことに気づき不正アクセスが発覚。同社はこの入札の参加を辞退した。不正取得した情報は同社外への流出はなく、図書館利用者個人情報などは流出していない。