Adobe Readerの脆弱性を突いたウィルス感染が5月以降に国内で拡大しており、キヤノンITソリューションズが注意を呼びかけている。同社が取り扱っているESET製品にて、PDF/Exploit.CVE-2013-2729の トロイの木馬の検知が増加していることが確認された。この脆弱性が悪用されると、攻撃者が遠隔からシステムを制御する恐れがある。ウィルス感染しないためにもウイルス定義データベースを最新版にアップデートしたり、OSやソフトウェアのアップデートをきちんと行ってセキュリティパッチを適用するよう呼びかけている。また、ウィルス感染した場合にコンピュータ初期化が必要になることもあるため、データのバックアップも行うよう推奨している。