「2014 FIFA ワールドカップ」開催に伴い、以前にも検索サイトから誘導された不正サイトからのウィルス感染やフィッシングメールなどが複数確認されているが、この脅威はさらに増加し、今度は観戦チケット販売の偽FIFAサイトが確認され、トレンドマイクロが注意を呼びかけている。同社によると、Webサイトは国ごとに異なるサブドメインを持ち、今回被害を受けたブラジルのユーザはこのサイトからチケットを1枚 8,630.20レアル(2014年5月21日時点、約39万円)と、通常のFIFA公式サイトで販売されている金額の40倍のチケットを3枚購入したが、受け取っていない。この詐欺サイトには連絡先電話番号が記載されておらず、連絡手段はチャットかメールのみとなっている。ドメインはスペインで登録され、クラウドサービス上のホストが使用されてている。ワールドカップの観戦チケットの販売を正式に許可されているのはFIFAのみとなっており、詐欺サイトに騙されないよう注意を呼びかけている。