eBayのウェブサイトに新たに二つ目の脆弱性が確認された。これを発見したのはイギリスの19歳の大学生で、この学生は5月23日にeBayに脆弱性があることをメールにて知らせたが、26日の時点でもこの脆弱性が修正されていなかったため、ブログで詳細を公開した。USにあるeBayは長期の週末のためこのメールに対応できていなかった。同社はすでに2月~3月にかけて脆弱性を突いた攻撃を受け、個人情報が窃取されていた。その際にもパスワード変更要請のメールが届いたが、警告内容の意味がはっきりしていないと批判されていた。
今回発見されたのはクロスサイトスクリプティング (XSS) の脆弱性で、ウェブサイトから別のソースが実行される。不正なコードが仕込まれたサイトにユーザがログインするとクッキー情報がメールで攻撃者に送信されて盗み取られてしまう。このXSSはオークション一覧ページにも侵入でき、特定の一覧ページの閲覧により影響を受ける恐れがある。eBayはこの脆弱性の防御措置を行った。