4月にサポートが終了したWindows XPのセキュリティ更新プログラムを非公式で適用する方法が公開されているが、これに対し日本マイクロソフトは技術的な検証が行われていないためリスクがあるとして注意を呼びかけている。
5月26日にbetanewsで、セキュリティサポートの終了したWindows XPに対し、Windows XPの一部レジストリを編集してWindows XP Embeddedの更新プログラムをWindows XPに無料セキュリティアップデートを適用させる方法が公開された。しかし、このセキュリティ更新プログラムはあくまでもWindows EmbeddedやWindows Server 2003用のもので、Windows XPを保護できるものではなく、またテストなども行っていないため不具合のリスクがあるとしている。
また、クライアント向けOSとEmbedded製品でライセンス体系が異なるため、ライセンス違反となったり、利用環境の大きな違いによりトラブル防止のため技術的対策が講じられる可能性もある。また法的な問題もあり、Windows XPのセキュリティ対策として有効ではなく、OSの切り替えが必要であるとしている。