日本マイクロソフトが6月の月例セキュリティ情報を公開した。今回は深刻度「緊急」2件を含む7件のセキュリティ更新プログラムを公開した。深刻度「緊急」の一つはInternet Explorerに存在する2 件の公開済み脆弱性と57件の非公開脆弱性を解決するプログラムで、累積的な脆弱性を解消した。この脆弱性が悪用されると細工されたWebページの閲覧により遠隔からコードが実行される恐れがあった。もう一つの深刻度「緊急」は、Microsoft Windows、Microsoft Office、Microsoft Lyncに含まれるグラフィックコンポ?ネントの脆弱性に対応した。この脆弱性が悪用されると、細工されたファイルやWebページの閲覧により任意のコードが実行される恐れがあった。この他緊急度「重要」のOffice、Windows、Lyncに存在するリモートコード実行やLync サーバーによる情報流出、XMLコアサービスによる情報流出、TCP プロトコルによるサービス運用妨害(DoS)、リモートデスクトップによる改ざんの5件の脆弱性に対応した。