ブログ作成ツールWeb Diary Professional(WDP)の脆弱性を突いた攻撃が増加しており、カスペルスキーが注意を呼びかけている。WDPはマニュアルとユーザーインターフェイスの日本語版があり、日本人に使いやすいツールだがサポートは既に終了している。同社の調査では、WDPを使用しているであろう約500,000のWebサイトのうち約8割が問題を抱え、実際スパムメール送信ツールやDDoSツール、バックドアなど設置されたWebサイトも確認されている。最悪のケースではクラウドサービスで１つのサーバに数百のWebサイトが設置され運営されているが、Webサイトにバックドアが設置されており、同一サーバ内にあるバックドアが設置されていない他のWebサイトに対してもコンテンツ改ざんや情報窃取が可能な恐れがある。同社は、被害に遭わないためにもサポートが終了したツールは使用せずに、新しいツールへの移行や対策を講じるよう呼びかけている。
