仮想通貨のビットコインを盗み出すためのウィルスがFacebookを経由して感染拡大していることが確認され、キヤノンITソリューションズが注意を呼びかけている。同社によると、確認されているのはトロイの木馬型ウイルスのJava/TrojanDownloader.Agent.NIH、Win32/Injector.AZFL Trojan、Win32/CoinMiner.KX Trojanとその亜種で、JPEG画像入りのzipファイルを装ったマルウェア入りファイルがFacebookのメッセージとして送信され、Zipファイルを開こうとするとJava型のウィルスが実行され、ビットコインを盗むウィルスがダウンロードする。Facebookを経由したウィルスは日本国内では現在は検知されていないが、ビットコインを盗むウィルスは日本でも検出されている。ウィルスに感染しないためにもウィルス対策製品を最新の状態にアップデートし、OSやソフトウェアのアップデート、セキュリティパッチの適用などを行い、データのバックアップも行うよう呼びかけている。