KaseyaのVirtual System Administrator(VSA)エージェントコンポーネントにヌルポインターの参照先取得の脆弱性が確認された。影響を受けるのはVSA Version 7.0、VSA Version 6.5、VSA Version 6.3とそれ以前で、エージェントドライバーにヌルポインターの参照先取得の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、認証を受けていない攻撃者がローカルエージェントドライバーのヌルポインターの参照先取得のトリガーとなりサービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける恐れがある。解決策として、VSA Version 7.0にはパッチ7.0.0.16をインストールし、7.0.0.3かそれ以降にアップデート、Version 6.5にはパッチ6.5.0.17をインストールして6.5.0.2かそれ以降をアップデート、VSA 6.3とそれ以前にはシステムをバージョン6.5か7.0にアップグレードすることでこの脆弱性を解決できる。