オンラインバンキングサイトを狙ったTrojan.Snifula(Neverquest)の亜種が日本の金融機関を標的にしているとしてシマンテックが注意を呼びかけている。同社によると、トロイの木馬のSnifulaは2006年に初めて出現したマルウェアで、マンインザブラウザ(MITB)攻撃で被害者の口座情報を盗取するのに使用されている。このSnifulaの亜種が20件の日本のクレジットカードサイトや、17件のオンラインバンキングサイトで確認され、その中には12の地方銀行が含まれており、銀行の規模に関係なく狙われている。2014 年 7 月の時点でSnifulaの感染件数のうち日本が占める割合が20%で世界3位と高い割合になっている。銀行の規模に関係なく、オンラインバンキングサイトを利用する際には十分注意し、ウィルス対策を怠らないようにすると共に、怪しい添付ファイルやリンクを開かないよう呼びかけている。