Torが、7月4日にユーザの匿名を解除する攻撃が行われていたのを発見した。Torによると、秘匿サービスの運営やアクセスを行っていたユーザをターゲットにしていたようで、トラッフィックコンファメーション攻撃を行うためにTorプロトコルヘッダーの修正が含まれていた。ネットワークへの攻撃接続は2014年1月に仕掛けられており、7月14日にネットワークから切り離された。しかし攻撃がいつ実行されたかはわかっていない。また、どうような情報が影響を受けたかも、影響を受けたデータ量もわかっていない。しかしながら、攻撃は秘匿サービスの利用者を探したもので、誰が秘匿サービスでデスクリプタを発行したか、ロケーションはどこかを窃取しようと試みていたと思われる。今回の攻撃に悪用されたプロトコルの脆弱性を修正するTor0.2.4.23又はTor 0.2.5.6-alphaにアップデートするように呼びかけている。また、秘匿サービスのオペレーターは秘匿サービスのロケーション変更を行うよう呼びかけている。