Mozilla Foundationは危険度Criticalな脆弱性3件を含む脆弱性を修正したアップデートFirefox 32を公開した。今回のアップデートでは危険度Criticalな脆弱性のテキスト方向設定での解放後使用、DOMとSVGの相互作用の間の解放後使用、様々なメモリの安全性の問題の3件、危険度Highのプロファイルディレクトリーファイルへのファイルプロトコル経由でのアクセス、GIF レンダリング中の初期化されていないメモリの使用の2件、危険度ModerateのWebAudioのオーディオタイムラインの区域外読み取りの脆弱性を修正した。
今回のアップデートでは新機能として、公開キーのピンニング機能が追加された。このピンニング機能はセキュリティ対策としてサイトが正しい目的のサイトであることを証明できる。正しい証明書が使用されている場合には鍵のアイコンが表示されるが、不正証明書が使われている場合には接続できない仕組みとなり、中間者攻撃の防止策となる。その他にHTTPキャッシュの有効化標準、世代別GCの統合、検索ツールバーへの検索結果件数の表示などの機能が追加された。