McAfeeが2014年第2四半期の脅威レポートを公開した。
レポートによると、同社がビジネスユーザを対象に、オンライン詐欺が見抜けるか「McAfee Phishing Quiz」でテストした結果、80%の回答者が少なくとも7件中1件のフィッシング詐欺メールを見抜けなかったことが判明。その中でも機密性の高い企業データを保有している財務部門と人事部門での正解率が他の部門と比較して4~9%下回っていることが判明した。
同社はフィッシング詐欺のURLを第1四半期以降新たに25万件以上収集し、この1年でフィッシング詐欺のWebサイト総数は100万件近くに達しており、今もフィッシング詐欺攻撃は増加している。
また、Heartbleedの脆弱性の公開以降、Heartbleedの脆弱性に対するパッチが未適用のWebサイトがサイバー犯罪者の標的になり、盗まれたデータがブラックマーケットで取引されている。その他、第2四半期の新たなマルウェアのサンプル数は1%増の3,100万件超えで過去最大、モバイルマルウェアの総数は第2四半期に17増加で全体の総数に占める新たなマルウェア数は四半期あたり約70万件、サービス拒否攻撃は第2四半期に4%増加となっている。