今後主婦の個人情報がターゲットになるとして警鐘をならしている。名簿業者によると、データには取引価格のランクがあり、基本的な住所や氏名などではれば1人分20~30円ほどであるが、その他に家族構成や職業、年収や子供の学校名など情報量によって値段が上がる。主婦のデータから家族の情報などがわかり易く、幅広く利用されるため、狙い目となっている。
主に主婦の情報の流出元は行政機関、金融機関、学習塾などで、2013年には1,333件の機関などから情報が流出している。その他に情報が流出する原因として、ポイントカードを作っていたり、SNSの初期設定のままでの利用、アンケートや投稿の同意欄にすぐにチェックをしてしまうなどが自ら情報を漏らしているとして警鐘を鳴らしている。
対策としては、ポイントカードを作るのを極力避けたり、DMや個人情報が記載された書類はシュレッダー処理するなどした方がよい。また、メールアドレスは用途によって使い分けることで、万が一情報が流出した場合にどこから流出したかがわかり易い。しかし、安易に情報を外部に公表しないようにすることが第一に重要である。