日本レジストリサービスのPowerDNS Recursorにサービス運用妨害(DoS)攻撃が可能になる脆弱性が確認された。影響を受けるのはPowerDNS Recursor 3.6.0で、パケットの処理の不具合により、特定の順番で不正なパケットを受信した際にサーバプログラムが異常終了する。この脆弱性によりDNSサービスが停止されたり、リモートから攻撃される恐れがある。解決策として、同社はこの脆弱性を修正したパッチバージョン3.6.1を公開しており、アップデートによりこの脆弱性は解消される。また、軽減策としてPowerDNS.COM BVで設定ファイルのallow-fromの設定でアクセス制限したり、サーバーシステム側で自動的な再起動の設定をすることでこの脆弱性を軽減できる。