新型スマートフォンが登場し、機種変更をした際の中古スマートフォンの処分方法について、8割近くの人が自宅の引出などにしまっているが、中古品として売却・販売しているケースも多い。その際に個人情報漏えいのリスクがあるとして注意を呼びかけている。セキュリティ会社のAVAST Softwareの調査結果によると、中古Androidの多くが個人情報を消去しきれておらず、復旧ツールで端末内の写真ファイルやWeb検索履歴、メール、連絡先などの個人情報が復元されていることが明らかになっている。原因はAndoroidスマートフォンのデータ初期化機能が完全ではないためで、ユーザがデータの初期化やバックアップリセットを行っても一部情報が消去されずに残ってしまったり、復元ツールで復元できてしまうためである。対策としては、処分前に端末内のデータを全て暗号化し、その後データ初期化を行うことで個人情報流出の可能性は低くなる。また、スマートフォンを処分する時は、個人情報を自分で完全に削除するか、きちんと情報を消去してくれる買取店など、信頼できるお店を選んで確実にデータ削除を保証してもらえる場所を選んだ方がよい。