エフセキュアがPCやモバイル環境に対する2014年上半期脅威レポートを公開した。2014年上半期はユーザのデータをロックしてロック解除の代わりに身代金を要求するランサムウェア攻撃が増加し、その攻撃はモバイルデバイスでも発生している。
モバイル環境では2014年第2四半期だけで295個の新しい脅威のファミリーと亜種が発見された。1個はiOSで残り294個はAndroidを標的にしたもので、トロイの木馬の脅威が最も多かった。また、6月にはモバイルプラットフォームで最初のランサムウェアである、正規のアプリを装うSlockerマルウェアが発見された。
PCに対する脅威では発生後6年が経過したDownadup/Confickerの検出が31%と最も多く、200カ国以上の国で何百万台ものPCが感染した。これは古いソフトウェアの使用が原因で、ソフトウェアのアップデートなど欠陥の修正が重要となることが浮き彫りになった。