GNU Wgetに再帰的なFTPダウンロード時に任意のシンボリックリンクを作成する脆弱性が確認された。この脆弱性が犯罪者により悪用されると、GNU Wgetが再帰的モードでFTPサーバで実行されている場合、ディレクトリリストにシンボリックを供給する際に悪意あるFTPサーバが任意のファイルを作成したり上書きする恐れがある。解決策としてGNU Wget Version1.16が公開されており、アップデートによりこの脆弱性は解消される。また、wget versions 1.15とそれ以前のバージョンでの回避策として、retr-symlinksの設定によりこの脆弱性は軽減される。