SafeNetが2014年第3四半期の情報流出レベルを指標化したSafeNet Breach Level Indexを公開した。それによると、2014年7月~9月の間に流出した情報件数は183,875,285件であることが判明した。最も情報流出の多かったのはJP Morgan Chaseの7,600万件で深刻度10、次いでHome Depotが5,600万件で深刻度9.8、Online games, movie ticketing and ring tone website が2,700万件で深刻度9.6と続いた。日本のJALが75万件で深刻度8.1と8番目に高いスコアであった。
主な情報流出源は外部からの不正アクセスによるものが54%と最も多く、次いでアクシデントが24%、インサイダーによるものが12%となった。また、情報流出の多い業種は金融が42%、小売り業が31%、テクノロジーが20%であった。第3四半期での情報流出事案は320件で、このうち暗号化が使用されていたのはわずか10件であった。第3四半期の情報流出件数を平均で見てみると、1日平均1,993,210件の情報が流出しており、これは1秒に23件の割合で情報が流出していることがわかった。