BBソフトサービスが2014年10月におけるインターネット詐欺リポートを公開した。10月の総検知数は前月比14.2%増の83万7,747件であった。ワンクリック・不当請求詐欺サイトは前月比5.8ポイント減の88.8%、フィッシング詐欺サイトは前月比5.2ポイント増の10.1%であった。
検知率をOSごとに見てみると、ワンクリック・不当請求詐欺サイトはWindowsでは22.52%なのに対し、Androidは90.36%、iOSでは88.20%とモバイルデバイスでの検知率が高かった。一方、フィッシング詐欺サイトはWindowsで53.12%なのに対し、Androidは9.09、iOSでは10.85%と、PCでの検知率が高かった。また、ボーガスウエア配布サイトも、Windowsでは24.17%なのに対しAndroidは0.04%、iOSは0.95%と、モバイルデバイスとPCのOSでは検知率が大きく違うことがわかった。
10月に検知した詐欺サイトでは、ハロウィーンの仮装用衣装販売を装った詐欺サイトが確認された。85%オフなど大きな値引きで注目を集め、実際には違法なコピー品、粗悪品が送られてきたり、商品も送られてこず、代金を詐取されるだけでなく、さらには入力した個人情報やクレジットカード情報が悪用される可能性もあるため、今後似たような詐欺手法に騙されないためにも注意が必要となる。