全国銀行協会、不正利用に関するアンケートの調査結果を公開

  • 元記事:盗難通帳、インターネット・バンキング、盗難・偽造キャッシュカードによる預金等の不正払戻し件数・金額等に関するアンケート結果および口座不正利用に関するアンケート結果について
  • HP:全国銀行協会
  • 発表日時 2014/11/27

    全国銀行協会が、正会員・準会員・特例会員191行を対象に行った盗難通帳、インターネット・バンキング、盗難・偽造キャッシュカードによる預金等の不正利用に関するアンケートの調査結果を公開した。
    インターネットバンキングによる預金などの不正払戻しのアンケート結果では、平成26年7月~9月での個人顧客の不正払戻し件数は237件で、4月~9月の441件に比べ大幅に減少しているが、平成25年度の4月~6月の123件、7月~9月の239件の合計と比較してもかなり増加していることが分かった。法人顧客も、平成25年度の4月~6月が5件、7月~9月が3件であるのに対し、平成26年は4月~6月が48件、7月~9月の23件と前年度よりも大幅に増加している。また、法人での不正払戻し金額は平成26年は4月~6月の1億9800万円に対し、7月~9月は2億1900万円へと拡大している。
    また、架空代金請求やオレオレ詐欺などによる口座不正利用に伴う口座利用停止調査では、平成26年は4月~6月が138億9000万円、7月~9月が139億6900万円で、これも平成25年度での金額と比較しても大幅に増加していることが判明した。