Adobe SystemsはAdobe ReaderとAcrobatに含まれる脆弱性を修正したセキュリティアップデートを公開した。影響を受けるのはAdobe Reader XI (11.0.09)とそれ以前、Adobe Reader X (10.1.12)とそれ以前、Adobe Acrobat XI (11.0.09)とそれ以前、Adobe Acrobat X (10.1.12)とそれ以前で、解放後使用の脆弱性やバッファオーバーフロー、メモリ破損、 チェック時が使用時 (TOCTOU) 競合状態、Javascript APIの不適切な実装、XML 外部実体参照、同一生成元ポリシー違反など20件の脆弱性が含まれている。これらの脆弱性が悪用されると、任意のコード実行やファイルシステムへのアクセス、情報流出などの恐れがある。Adobe Reader XI (11.0.10)、Adobe Reader X (10.1.13)、Adobe Acrobat XI (11.0.10)、Adobe Acrobat X (10.1.13)へのアップデートによりこの脆弱性は解消される。