エムオーテックスは、2014年9月22日~24日にかけて会社からスマートデバイスを支給されている30代のビジネスパーソン600名を対象に行った業務用スマートデバイスの利用実態調査を公開した。その結果、10.3%が業務用デバイスを置き忘れたり紛失したことがあることが分かった。
業務用スマートデバイスの1日の利用時間は平均2.7時間で、個人用は1.6時間であった。主な業務用デバイスの使用用途はメールが81.0%で、次いで通話が76.0%、Web検索が51.0%であった。業務用デバイス内の情報が機密危機に該当するかどうかの質問には64.5%が機密情報に該当すると思うと回答する一方、31.7%は機密情報ではないと思うと回答している。
業務と無関係なアプリのインストール経験では、40.5%が経験ありと回答した。業種別でみると、建設業が52.0%、情報通信業が50.0%とダントツで多かった。また、業務用デバイス内に機密情報に該当する情報が入っているという人は64.5%であった。
スマートデバイスを介した情報漏えいの可能性があるかを質問したところ、32.5%は十分知っていると回答。43.8%もある程度知っていると回答し、合わせて76.3%は情報漏えいの可能性を認識していた。一方で、業務用デバイスを紛失した経験がある人は10.3%もいることが分かった。
業務用デバイスの会社からの管理に関する質問では、管理されていると説明を受けている人は37.5%で、説明を受けた気がする人は20.8%であったが、説明はないが管理されていると思う人は14.0%、管理されてないと思う人は19.5%であった。業務用デバイスが会社で管理していることをあらかじめ知らされていた場合の業務用デバイスの誤操作や不正利用の可能性については、58.3%が思いとどまると回答し、思いとどまらないという人は12.3%に留まった。業務用デバイスからの情報漏えいを防ぐためにもきちんと社員に管理に関する説明を行う必要がある。