韓国の金融機関やテレビ局のPCが、3月20日にサイバー攻撃を受けてマルウェア感染し、コンピュータが一斉ダウンした。攻撃者がパッチ管理システムのサーバに不正侵入してウィルスを置き、パッチ管理システムを経由してサーバやPCに攻撃された。当初攻撃は中国のIPアドレス経由で仕掛けられたとの分析であったが、その後の捜査で、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、オランダ、ブラジルの6か国のIPアドレスを経てプログラムが送り付けられた可能性が高いことがわかり、中国は入っていなかった。今回のマルウェアはWindows系のOS起動に用いるMBRが書き換えられ破壊されるもので、これによりPCが起動できず、システムがダウンした。