厚生労働省が医薬品の安全情報などデータベース構築に着手し、安全対策に活用するため基盤整理を進めている「医療情報データベース基盤整備事業」に参加している10機関のうち、5大学で個人情報流出や紛失が発生していることが発覚し、情報管理体制の抜本的な見直しが必要である。これら5大学ではパスワード設定のされてないUSBメモリがひったくられたり、個人情報含むノートPCを紛失、盗難されたり、不正アクセスによる情報流出などが報告されている。
厚生労働省では匿名化による個人情報保護を図っているが、人海戦術で特定できる可能性があるとしており、情報管理の徹底化対策が課題となっている。