交流や情報収集の手段としてすっかり定着したSNSサービスであるが、情報流出や個人攻撃などのトラブルも多く発生している。日経パソコン誌が2013年3月にパソコン活用サイト「PC Online」で行ったアンケート調査の結果、Facebookとツイッターの利用者が多く、Facebookは31.9%が週3回以上利用し、アンケート回答者の7割近くがアカウントを持っている。ツイッターも週3回以上の利用者が23.4%、LINEが12.4%となっている。一方で8割近くの人がSNSでのトラブルを経験しており、知らない人からの友達申請が57.1%、SNSからの多くて紛らわしい通知メールが32.9%、希望してないのに友達に登録された人が12.9%、その他不要なアプリダウンロードや怪しいWebサイトの常時、意図せぬメールや通知の送信、情報流出などがある。最近ではSNS経由で送られたURLのクリックによるウィルス感染によるID、パスワードなどの情報流出が増加している。また、SNSで登録した個人情報が公開されていてストーカーや窃盗被害に遭うケースも多い。ここではトラブルの回避法をいくつか紹介している。
・SNSはみんなが見ていると認識すること。SNSにおいては友達だけでなく、誰もが見ていると認識し、個人情報の公開は避け、批判的な投稿は避けるようにしてトラブルにならないようにする必要がある。
・投稿時の位置情報機能に注意。SNS内で住所を公開していなくても、スマホからの投稿でGPS機能をONにしていることにより位置情報が公開される。自宅から投稿すると自宅の住所が推測されるなど、情報がさらされる可能性があるので、位置情報にも注意が必要である。各SNSで位置情報の設定方法があるので、参考にして安全に楽しくSNSを利用しましょう。