国民生活センターに寄せられた相談件数を分析したところ、アダルト情報サイトに関する相談が一番多く、スマートフォンの普及に伴って相談が急増している。スマートフォンからアクセスしたアダルト情報サイトに関する相談件数が2012年の427件から2013年には1174件と約3倍近くも増加した。相談件数の内訳は男性が64.9%で7732件、女性が35.1%で4178件と女性も少なくない。また、年代別でみると30代が27.8%で3266件と一番多く、次いで40代が23%、20代が19.6%となった。
相談内容としてよせられているものとしては、公式マーケットでの無料アプリダウンロードで料金請求、アプリダウンロード後業者から料金請求の電話、アダルトサイト接続で年齢確認後に入会扱いで高額料金請求などがある。同センターはアプリを安易にダウンロードしないこと、身に覚えのない請求は無視し、不安な場合は消費生活センターへ相談すること、不正アプリによる請求画面の表示がされた場合には情報処理推進機構のHPを参照し、また警察にも情報提供することをアドバイスしている。