Firefoxに任意のコードが実行される脆弱性が確認された。この脆弱性はFirefox 18.0以前、Firefox ESR 17.0.2以前、Thunderbird 17.0.2以前、Thunderbird ESR 17.0.2以前、SeaMonkey 2.15以前のバージョンに影響し、Chrome Object Wrapper (COW)の実装の不具合によって、chrome特権へのアクセス制限が回避される問題(CVE2013-0757)及び、SVGオブジェクト経由でのコードの実行が制限されない問題(CVE-2013-0758) が原因で、chrome特権にて任意のコードが実行されることにより起こる。これにより任意のコードを実行される危険性があり、攻撃者は細工したWebサイトにユーザを誘導させたり、ドキュメント内でFirefoxを実行させるようなファイルをメール送信してファイルを開かせることでログオンしているユーザの権限が搾取される恐れがある。