昨今不正アクセスによる個人情報の流出が多発しているが、その流出した個人情報が一体どうなっているのか、その行方はあまり知られていない。転売された情報はメールによる架空請求に利用され、例えば出会い系サイトなどの退会料架空請求で現金をだまし取るのに悪用される。また、クレジットカード番号は購入した商品の現金化は捕まるリスクが高いので悪質サイトの開設に登録するために利用したり、ネットオークション詐欺のためのショッピングサイトのアカウント開設に利用される。個人情報は闇で出回る詐欺ツールで10万程度で購入でき、個人情報はタダで手に入り、情報転売で利益がでる。流出したメールアドレスは1アカウント1.5円が相場で、大量のアカウントが搾取されれば多額なお金を稼げるため、こうした不正アクセスが多発している。個人情報流出回避のため、IDとパスワードの使い回しをやめ、パスワードは定期的に変更することで被害を最小限にとどめるようにする必要がある。