Adobeの偽の証明書を使ったマルウェアが出回っているのが確認された。シマンテックによると、発見されたマルウェアファイルはWord13.exeで、この実行形式のファイルにはAdobe社のアイコンが設定され、デジタル証明書はAdobe Systems発行のように思えるが、Adobe社はVeriSign発行の証明書を利用しており、同社が発行することはない。このファイルはBackdoor.Trojanで、インストールするとユーザーとコンピュータの情報やSkype 情報を盗み出したり、フォルダやファイルを作成・ダウンロード・削除・移動・検索・実行したり、スクリーンショットを取得したりマウス機能をエミュレートする恐れがある。このマルウェアの被害を回避するために、ウィルス対策ソフトを最新の状態に更新しておき、URLも再確認するよう呼びかけている。