個人情報を保護するHTTPやSSLなどの暗号化プロトコルを使用したサイトのブラウザは、閉じれば個人情報が消去されていると思われがちであるが、あるセキュリティ企業の調査結果によると、実際は70%のサイトが個人情報をユーザのディスクキャッシュに保存されていることがわかった。これにより、PCや端末のマルウェア感染や盗難、クラウドのバックアップセキュリティ侵害、ユーザアカウントの共有等により、キャッシュから個人情報が流出する可能性がある。個人情報がディスクに保存されるのを防ぐには、1.プライベートブラウジングモードを使用する、2.暗号化されたサイトでのキャッシングを制限する、という二つの方法が有効である。