トレンドマイクロ、スマホ・タブレット端末のBYOD実態調査レポートを発表

トレンドマイクロは、2012年6月21日から6月22日にかけてスマートフォン、タブレット端末のBYODに関するインターネットアンケート調査を実施。意思決定者や導入関与者510人、一般社員1,038名の合計1,548人から有効回答を得た。

BYODのポリシー・ルールの整備状況

勤務先でのBYODに関するポリシーやルールの有無の調査の結果、31.2%がポリシーやルールがないと回答、28.5%が禁止、27.7%がわからないと回答、許可しているという回答は12.5%となり、そのうち利用に関するルールがあるのはわずか6.1%と、整備がまだまだ不十分であることが明らかになった。

BYODの経験とBYODを禁止している企業でのBYODの経験

個人所有のスマートデバイスを業務で利用したことがあるかどうかの調査では53.1%が個人所有端末での業務利用経験があり、ほぼ毎日利用するが21.6%、1週間に2~3回利用するは14.2%となった。また、BYODを禁止している企業においても54.8%が個人所有スマートデバイスの利用経験があり、ほぼ毎日利用するが26.8%、1週間に2~3回利用するが15.5%にものぼり、半数以上がポリシーやルールに反して個人端末を利用していることが判明した。

BYODに関するポリシーやルールの強制力・抑止力

BYODに関するポリシーやルールに強制力や抑止力があるかどうかの質問に対しては十分あると思うと回答したのはわずか23.8%で、少しあると思うと回答したのは58.2%、一方、ほとんどない、全くないと思うという回答も18%にのぼり、ポリシーやルールだけで防ぐのは難しいことが判明した。