株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)は、東京都新宿区西新宿に本社を置き、累計63万社を超える奉行シリーズの導入実績をもつパッケージソフトウェアメーカー。 『勘定奉行クラウド』をはじめとする『奉行クラウド』『奉行クラウドEdge』を主力商品として、東証第1部に上場しています。
営業は出先で商談活動や、サービス提案のための資料閲覧、デモンストレーション等を行うため、パソコンを利用しています。お客様先で、操作指導を行っている、インストラクターも、パソコンは必須です。パソコンは、弊社サービスをご紹介するための必須なデバイスであり、そして、社外での円滑で効率的な活動のための情報機器でもあります。パソコン自体に対するBIOSレベルでのロックや、コンピュータウィルスやマルウェアからの攻撃を防御するセキュリティ製品の導入、機微な情報に対する暗号化などの運用はおこなっていますが、パソコンの盗難・紛失のリスクは感じていました。
営業向けのパソコンには、頑丈かつ軽量で、バッテリーのもち時間も長いことから、従来よりパナソニック社のレッツノートを使用しています。社外での情報システムや、ネットへのアクセスには、USB接続の通信デバイスを利用していましたが、パソコンのリプレースでSIM内臓モデルへの変更を検討している際にTRUST DELETEの存在を知りました。万一の盗難・紛失の際にパソコンの電源OFF時でもデータ消去ができるという点に魅力を感じ、導入検討を始めました。
紛失や盗難というインシデントが発生した場合には、まず位置情報を確認します。GPSが搭載されているWWANモデルであれば誤差の小さい正確な位置情報が取得できます。その際に不正にログインした形跡があれば直ちに命令を発行しますが、バッテリーの残量に応じてロック、消去を選択して運用することもできます。また、位置情報がオフィス内にあることを示していれば、アラームを鳴らすことで迅速に見つけることもできます。TRUST DELETEは、こうした命令を何度でも実行できるので、用途に応じた対応ができます。
従来、パソコンの紛失リスクに対しては、事前の防御対応しかできませんでしたが、TRUST DELETEによって、 詳細な情報と共に、 消去が完了した旨のセキュリティ対策の実施結果も併せて報告する ことができるようになりました。導入後は社員から「情報が安全に守られている」という安心感を実感するという声が上がっています。
働き方改革を進める中で、在宅勤務なども増加し、営業職以外での社外でのパソコン利用も増えてゆき、 ますますセキュリティのニーズは高まってゆくと考えています。 今回の導入して、 感じ たことは、 セキュリティ強度に応じた運用ガイダンス等があると一層効果的な運用ルールの構築 ができるように思います。
今後とも期待しています。
開発本部 ICTセンター 情報システムG
岡 寛之氏
髙橋 憲司氏